皆さんは4次元ポケットをご存じだろうか。
そう、言うまでもなく、例の猫型ロボットの持つアレである。
今日はその4次元について考えてみたいと思う。
4次元とは何か?
これに明確に答えられる方は、科学に詳しい方であろう。
残念ながら、私は科学に詳しくない。
なので、私なりに考察してみることにする。
間違っていることもあるかもしれないが、それは見逃して頂ければ幸いだ。
さて、先ほども述べたが、4次元ということをすぐに頭に浮かべることは困難だ。
では、0次元から順に追っていけばどうか。
まず0次元、
これは、 点 をイメージすれば良いと思う。
もし、0次元人という人がいるとすれば、
その人は、その点の上から動くことは出来ない。
次に1次元を考えてみる。
これは、 言うまでもなく 線 だ。
1次元人が居れば、その人は線の上を移動することが出来る。
ただ、ここで言いたいのは、この1次元人を、0次元の人の視点から見たらどう見えるかということである。
頭の中に棒を思い浮かべて欲しい。
その棒を、横から見れるのが1次元人、棒の先から見るのが0次元人だ。
1次元人は棒に対して左右に動けるが
その動きを0次元人から見ると、
1次元人は棒の上で止まっているようにしか見えない。(実際は1次元空間を動いている)
0次元人から1次元を見ると止まって見える・・逆に言えば、
1次元人は0次元人のいう「同じ場所」で、自由に動くことができる ということが、
おわかり頂けただろうか?
では、同じように2次元・・及び3次元を考えてみよう。
先ほどの棒の上の1次元の人が、止まった場所に居るのに自由に動けるとは何だろうか?
そう、今の動きはX軸のみだったが、Y軸も動くようになれる・・これが2次元人である。
もちろんこの動きは、1次元人から見れば止まって見えるはずだ。
さっきの棒の上の人の絵の人が奥に向かって歩いてもあの絵からでは認識出来ないという意味だ。
そして、2次元の人が、止まったように見えるのに実際は動いているというのは、Z軸を加えればいい。
言うまでもなく、2次元の人には、Z軸の動きは認識できないので、
3次元の人がZ軸上を動いても同じ場所にとどまっているように見えるはずだ。
さて、ちょっと長かったがここまでが前置き。
では、3次元の人からでは認識出来ない4次元の人とは何であろうか?
私たちの世界には時間という概念がある。
それは、常に一定の早さで進んでいる。
私は今、
「同じ時間」には、「同じ場所」で「一つの事」しか出来ない。
しかし、4次元人は
「同じ時間」に、「同じ場所」で「複数の事」が出来るということにはならないだろうか。
私たちから見て、止まった「一瞬」という時間に、「色々な事ができる」・・・
これを私たちが実現するならば、
タイムマシーンでさっきの時間に戻って、さっきと違うことをするというくらいしか方法はなさそうだ。
つまり、4次元人は、時間を操作出来るということになる。
なんの事はない、4次元とはやはり時間軸ありきの世界であり、
4次元人は、時間を自由に移動できるのだ。
つまり、4次元ポケットは変形タイムマシーンであり、
あの袋は、過去、未来のいかなる場所とも繋げることの出来るアイテムなのだ。
あの非常識な猫型ロボは、
過去、未来の場所を問わず、自分の道具を好き勝手に散らかして、
それを使いたいときに手を入れて取ってきてるというわけだ。
なるほど、それなら全てが理解できる。
過去、未来の全ての場所を使えば、どんな大きな物でも、いくらでも放置できる。
まったく、あの猫ロボは世界中の過去と未来に自分の道具を放置しまくってる大馬鹿者だな・・・
・・・なんて書いてる俺が大馬鹿ってことで今日のお話はこの辺で終わりにする。
ただ・・・
もし、明日あなたの前に、地球破壊爆弾が落ちてたとしたら・・・・
それは猫ロボが4次元ポケットを通して・・・・・あなたの近くに放置したのかもしれない。