こんばんは、むさし屋です。



今夜は、私がまだ関東に住んでいたときにやっていた

ネットのゲームについて、思い出しながら書いてみたいと思います。



そのとき、私が遊んでいたネットゲーム、

ResonanceAge ~レゾナンス エイジ~という、

MMORPG(多人数参加型RPG)。



ネット上の同じフィールドで、

多くの参加者が遊んでいるってヤツです。




そのゲームは、中々に濃い内容とグラフィックでしたので、

どうも私の頭の中に、今でも焼きついているのでした。






その① 物乞い ゲームが始まると、 とある洞窟の中にほうりだされます。 ほぼ裸のような格好です。 そう、まだ装備がないのです。 ガイドしてくれるキャラクターに色々話を聞きながら、 少しずつ洞窟の先に進んでいきました。 そうすると、徐々に道が開けてきます。 ネット上の住人(どこかでネットを繋いで遊んでいる実際の人間)も、 ウロウロしています。 そんな光景をぼんやり眺めながら歩いていると、 焚き火がありました。 ほぼ裸の私は、焚き火の近くで、凍えているような格好で座りました。 ホームレスみたいです。 そんな私を見て、哀れと思ったのかなんなのか、 隣に座っている騎士の格好をした人が、 白い服をくれました。 これで身も心も完璧なホームレスになりました。 物乞いです。 するつもりなんてなかったのに、いつのまにか物乞いです。 しかし、 その人がくれた白い服は、 始めたばかりであろう周りのすっぱだか野郎達より、 ずいぶんと強そうに見えました。 するつもりのない物乞いのおかげで、 見てくれだけは強くなったのでした。 しかし、強くなったのはやはり見てくれだけ。 洞窟の壁を這いまわっている、敵キャラクターは危険なやつらばかりです。 蛇だらけ。 そう、洞窟は蛇だらけなのでした。 私は、落ちていた杖を拾うと、 必死で蛇を殴りつづけました。 蛇は危険でしたが、 まぁ、なんとか一対一なら勝てます。 蛇は死ぬと肉になります。 私は、その肉を拾って、かばんの中に詰め込むのでした。。。。
その② お腹が減る そうこうしているうちに、 お腹が減ってきました。 実は、最初にガイドキャラクターから食料を幾つかもらっていたのでしたが、 蛇と戦ってる間に、全部食べてしまったのでした。 このゲーム、HPとは別に、 空腹というパラメータと、喉の渇きというパラメータがあるのです。 HPは減っていなくても、腹は減るし喉も渇く。 腹が減ると、ペナルティがあるのでした。 私は困りました。 しょうがない。拾った蛇の肉を食おう。 すっかり最初の洞窟に住み着くホームレスと化した俺。 肉食って生きるのか。。。 ・・・と、思ったものの、 このキャラクター(私)、生肉は嫌いらしい。 食べてくれません。 調べてみると、どうやらフライパンを買って調理しないといけないらしい。 なんて贅沢なヤツだ、俺。 仕方ないので、そろそろ最初の町を探そう。。。 そう、まだ最初の町にもたどり着いていないのでありました。。。。
その③ いざ最初の町へ さて、 最初の町を探す為、洞窟を出た私。 洞窟の外は、ものすごく広い世界。 一体、どっちにいけばいいのやら・・・。 私はわけもわからず、辺りをさ迷いました。 しかし、一向に町は見つかりません。 辺りにはライオンみたいなのやら、でかいサソリみたいなのやら、 どうみても私では勝てない敵だらけ。。。 困った・・・腹も減ったし・・・。 しょうがないので、 ちょうどそのとき目の前を走り去って行こうとした人を呼び止めて、 最初の町まで連れてってもらうことに。 ダメ人間な俺。 たまたま通りがかったその人はいい人で、 無事、私は町までたどり着けたのでした。
その④ 肉を売る・・? 町は活気に溢れていました。 沢山の物売り。武器や防具、体力回復剤に食料、飲料。 それを買い求める、多くのプレイヤー達。 いままで洞窟で生きてきた私にとっては、全てが新鮮でありました。 とりあえず、今私が持ってるものは、 蛇の肉が全て。 道具屋さんで売って、食料屋さんで食べれるものを買おう。 そんなことを思いながら、 周りを見まわすおのぼりさんの私。 あ、あそこに何か売ってる・・・と思いながら駆け出した瞬間。 私の視界は、蒼い世界になりました。 周りを見渡すことに必死で、足元を滑らせ 水路に落ちたのです。 初めて水路に落ちた私。 泳ぐすべなど知るわけもありません。 もがき苦しんでるうちに、おぼれ死んでしまったのでした。 間抜けすぎる初体験の死・・・・。
その⑤ 肉を売る!!!! 水路の中に沈んでいる、自分の体をボーゼンと見ている私。 このゲームは、死ぬと魂になるのでした。 そして次の瞬間、 ゲーム最初の洞窟に戻されました。 死ぬと、死んだ場所(私の場合、町の水路)まで 魂のまま歩いていかなければならないのでした。 当然、弱い。 なるべく蛇にかかわらないように、 町へと戻りました。 そして、例の水路の前に。。。。 ありました。私の体。 澄んだ水の中深くに、白い服を着た間抜けな死体が。 多分この死体、 ゲームの中でも屈指のかっこ悪さだと思われ。 ま、なにわともあれ、泳ぎ方も勉強してきましたので、 水路に飛び込んだ私の魂は、体と同化し、無事復活を遂げたのでした。 水路を脱出した私は、 一路食料屋へと向かいました。 念願の食料。 ・・・・高い。 安い食料・・・安い食料・・・キャベツが安い! ということで、肉を売ってキャベツを大量購入。 当分これ食って生きよう。
その⑥ 欲張り とりあえず、食料の問題も無くなった私。 まずは、お金を稼がなければ・・・。 そういえば、町の外にも蛇が沢山いたなぁ・・・。 よし、蛇を殺しまくって、肉で一財産儲けよう。 さっそく目標を決めた私。 町の外へ駆け出すと、 そこらじゅうに居る蛇を乱獲! 面白いように肉が手に入ります。 蛇をターゲットにしては、肉を手に入れ、 蛇をターゲットにしては、肉を手に入れ、 蛇をターゲットにしては、肉を手に入れ、 蛇をターゲットにしては、肉を手に入れ、 ・・・・・20分後。 かばんの中には溢れんばかりの蛇の肉。 しめしめ・・・売ったらいくらになるかな・・・。。 なんて考えながら、町へ戻ろうとすると・・・。。。。。 な、なんか体が重いなぁ・・・。 町へと続く上り坂を歩む速度も、心なしか遅い・・・。 そして、 町の入り口にある城門をくぐろうとしたその時。 城門の段差(僅か数センチ?)を超えることができない! なんだなんだ?! と思って、自分のステータスを見てみると、 アイテムの総重量が、持てる上限を遥かにオーバーした数値を叩き出していたのでした。
洞窟に引きこもってチマチマ生きていた私は、

筋力も貧弱らしく、重いものが持てないのでした。




仕方なく、半分ほど蛇の肉をすて、

トボトボと町の中へと足をむけるのでした。。。。






さ、今日はこれくらいで。。。


また、気分が向けば、続きを。




ちなみに続きとしては、

山賊の集団が町を襲ったときの話や、

ドラゴンが飛来した時の話、

港へ足を向けたときの話、

そして、広大な砂漠の果ての話・・・



なんてのが、あったりします。

またいつか、機会があれば。



                 むさし屋。